2011年07月09日

『学校で教えてくれない「分かりやすい説明」のルール』を読んでみた

学校で教えてくれない「分かりやすい説明」のルール』(木暮太一 著)を読んでみました。


   

 小手先のテクニックだけで、「分かりやすいつもり」になっていませんか?
 当たり前のようで意外とできていない、最も重要なポイントとは、
 『相手の立場に立つ』。これだけなんです。



メインサイト「パソコンをかわいくカスタマイズ♪」では、
一応「初心者さんにもわかりやすく!」をモットーとしてやっていますので、
まずこの本のタイトルを見た瞬間「これは読まなきゃ!」と思いました(笑)

ちょうどその頃、自分のサイトについて、「本当にわかりやすく書けているかなぁ・・・」と悩んでいた時期だったんです。

で、図書館で予約して、最近やっと手元に届いたので読んでみたという次第です。


著者の木暮さんは、中学生の頃から「分かりやすい説明」について考え始め、
実際に数多くの分かりやすい経済書を世に送り出した、いわば説明のスペシャリスト。

タイトルの通り、この本自体がわかりやすく書かれていて、とても読みやすいです。

前半では、わかりにくい説明の例とその解説、よくある「分かりやすくするためのアドバイス」の誤りとその理由について。

後半では、木暮さんの考える「分かりやすい説明」のためのルールについて、具体例を挙げながら詳しく解説されています。


ひとつひとつのルールを読んでいくと、「そんなの当たり前だよ」と思うことばかりなのですが、
「当たり前」と思うことに限って、意外とできていないものなんですよね。

中でも、以下のルール

【ルール13】表現に私情や注釈をやたらとはさまない
【ルール14】説明の文章は、一文を短く
【ルール17】修飾語は少なめに。多くなる時は、別の文章で説明する。

について説明している箇所では、
臼井由妃さんの『仕事の文章は3行でまとめなさい』と全く同じことが書かれているので、読んでいて思わず笑ってしまいました。

それだけ重要にもかかわらず、私も含め多くの人は意外とできていないんですよね。

このように、当たり前と思っているルールを再確認することで、
自分の文章や話し方を再確認できるところが、この本の良いところだと思います。


また、特に印象的だったのが、「聞き手の世界観を体感しよう!」という章。

木暮さんはご自身が本を執筆するときは、
あらかじめ読者層を想定し、彼らの行動を体感してみると言います。

具体的には、学生向けの本を書くときには実際にキャンパスに足を運び、授業を受けてみたり、
主婦向けの本を書くときには、普段見ないワイドショーや昼ドラを見たりするそうです。

そういえば先に触れた臼井さんも、本を書くときには「これを読む人は35歳くらいの女の人で、子供が1人いて、趣味は・・・」と具体的に想像するとおっしゃっていました。

こういったことは、普通の人にはなかなかできないですよね。

感心すると同時に、私もいち商売人として見習わなくてはいけないなぁと思いました。


考えてみれば、うちのような初心者向け説明サイトでなくても、
アフィリエイトサイトなら必ず「商品の説明」をするわけですよね。

そして、別にアフィリエイトに限らなくても、日常生活で「説明」をする場面はたくさんあるわけで。

ですから、こういった「説明の技術」を身につけておいて損はないと思います。

「文章力を鍛えるには練習あるのみ!」とよく言われますが、
がむしゃらに数をこなすよりも、あらかじめ「ルール」を知ったうえで練習した方が効率的ですからね。

本書はすぐに読めて簡単に実践できると思うので、おすすめです。


学校で教えてくれない「分かりやすい説明」のルール』はまちこの中で、

もう一度読み返したい本

に認定です。



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2011年06月24日

「柳井正 わがドラッカー流経営論」を読んでみた

柳井正わがドラッカー流経営論』を読んでみました。


   

この本は、今をときめくユニクロの生みの親である柳井さんが、ご自身の経験やユニクロの経営方針などと絡めながらドラッカーの経営論について語るというものです。

NHKで放送された「仕事学のすすめ」という番組が元になっていて、番組内で柳井さんが語られたことを再編集した形となっています。

そのため語り口調の文章で、ドラッカーに親しみのない読者にも読みやすく、エッセイを読むような気分でさらっと読める1冊だと思います。


柳井さんはお父様が経営されていた紳士服店を引き継ぎ、今のユニクロを作り上げたそうですが、その過程は必ずしも成功ばかりではなかったそうです。

そんな中、折に触れてはドラッカーの書籍を何度も読み返し、企業のあり方や経営の原点について振り返るとともに、彼の言葉に背中を押されてきたといいます。

そんな柳井さんの語るドラッカー論は、実際の経験にもとづいているからこそわかりやすく、説得力がありました。


本書の中で柳井さんが繰り返し述べているのは、「企業はお客様のためにある」ということ。

企業の目的は利益を追求することではなく、顧客にとって価値のある商品を提供していくことだ。
利益はそのための手段にすぎない。
というドラッカーの考え方です。

そのために、顧客の潜在的ニーズに応える商品を生み出すことが重要であると柳井さんは言います。

そして実際に、ユニクロはフリースやヒートテックなどの新たな価値を顧客に提供し、成功をおさめてきました。


アフィリエイトでも、「利益を生む」ことだけを目的にしていては、顧客はそのサイトのファンになってはくれません。

顧客が本当に求めているもの・他にはない付加価値を提供することで初めて、顧客とアフィリエイターの双方が満足できるサイトが生まれると思うのです。

そのような意味で、ドラッカーや柳井さんの言う企業のあり方は、アフィリエイターのあり方と通じるところがあります。

とはいえ、本当に顧客目線で考えるというのは、これが意外と難しい。

「お客様の立場で」と思ってはいても、自分のサイトを客観的に見られなくなったり、ついつい自分の都合で考えてしまいがちです。

そんなときに思い出したいのが、柳井さんの言う

「一番厳しいお客様がお店に入ってきて、店や従業員たちをどんなふうに見て感じるかをシミュレーションしてみなさい」

というお言葉。

柳井さんは店長に対して、これを1日3回やるようにアドバイスしているそうです。

また、お客のふりをして自ら店舗に赴き、お客様の会話をこっそり聞くこともあるとのこと。

アフィリエイトではお客様の声を直接聞くことはできませんが、アンケートやアクセス解析の結果からニーズを正しく理解し、日々サイトを改善していく努力が必要ですね。


長くなるのですべては触れませんが、その他にも経営に役立ちそうなことがたくさん書かれています。

経営者を目指す方や、ネットショップを開きたい方には必読の1冊!

値段もそんなに高くないので、気になる方は一度お手に取ってみることをオススメします。


柳井正わがドラッカー流経営論』はまちこの中で、

もう一度読み返したい本

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2011年06月19日

「ドラッカーと会計の話をしよう」を読んでみた

ドラッカーと会計の話をしよう』(林總 著)を読んでみました。


   

ドラッカーをテーマにした小説なので、どうせ『もしドラ』の二番煎じ的な感じだろうとあんまり期待していなかったのですが(失礼!)、
想像していた以上に面白かったです。

会計の話がメインなので、マネジメントの話である『もしドラ』とはまた違った面白さがあるのかもしれません。


ストーリーとしては、レストラン経営に行き詰まった主人公が、たまたま乗った飛行機で謎の老紳士と出会い、彼にドラッカーの会計学についての教えを乞う、というもの。

二人の会話と、主人公のモノローグを中心に話が進んでいくので、普通の小説を読んでいる感じでさらっと読むことができました。

ドラッカーの著書は、抽象的な言葉が多く使われていることもあいまって、専門書の翻訳によくありがちな読みづらさがあるのですが(わかりますか?この感じw)、
この本の中ではドラッカーの引用だけでなく、解説や具体例が会話の中に自然に差し挟まれているので、非常にわかりやすくなっています。

さらに、実際のレストラン経営に理論を当てはめていくため、具体的なイメージが湧きやすく、スムーズに理解を深めることができます。


個人的に良かったなぁと思ったのは、「専門書を無理やり会話形式にして、とっつきやすくしてみました(実際にはなってない)」みたいないかにも感がなくて、あくまで自然な感じに「小説」としてまとまっているところ。

「小さな個人レストランの経営」という設定も丁度いい感じです。あまり大企業の経営とかだと、一般の読者にはピンとこないので、具体例としては説得力に欠けますから(笑)


アフィリエイト的な観点からすると、

経営で大切なのは、将来にわたり価値を創造し続けることだ

という言葉や、

すべてのコストを負担するのは消費者であり、製品の価格は消費者が決める

という内容が個人的に印象に残りました。

アフィリエイトサイトで稼ぐということは、

  1. アフィリエイターがサイトを通じて情報(=価値)を発信し、
  2. 消費者がその情報に価値があると判断することで初めて、
  3. そのサイトを信頼し、広告をクリックして購入に至る

という過程を必ず踏まなければいけないわけで(サイトの方向性によっては必ずしもそうとは限りませんが)、
常に「消費者にとって」価値のある情報を発信し続けていかなければ、ただの自己満足に終わってしまうわけです。

また、いくらこちらが「これはいい商品だ!」と思って薦めても、サイトを見た方に「いい商品である、価格に見合う価値がある」と思っていただけなければ意味がないのですよね。

アフィリエイトでは価格を変えることはできませんが、「商品に関する知識」という付加価値をつけることはできる。

いかに消費者にとって価値のある情報を発信できるか、やっぱりそれが一番重要なのでしょうね。


「昨日の主力商品」「今日の主力商品」「明日の主力商品」

という考え方も、なるほどと納得しながら読みました。

アフィリエイトノウハウ系の書籍やブログを見ていても、ひとつの売れ筋商品に頼らず、継続して新しい商品を発掘していくことの重要性についての記述をよく見かけます。

ドラッカーのこの言葉は、商品を生み出す企業だけにとどまらず、アフィリエイトにもそのまま当てはまるんじゃないかなぁと思います。


この本の難点としては、「会計の常識に縛られた主人公が、ドラッカーの理論に触れて会計の常識から脱却する」というのが話の大筋であるため、
そもそもの前提である「会計の常識」を知らないと、目からウロコ感を味わいにくいということでしょうか(笑)

実際、自分は会計の知識がほとんどないため、一部の会計用語などでわからない箇所がいくつかありました(まだまだ勉強不足です・・・)

・・・が、この本を読んだら会計の勉強をする気がなくなりました(笑)

本書の中ではそれほどにまで「会計の常識」について批判的に書かれています。

これから会計を勉強するつもりの方は、この本を読まない方がいいかも・・・。(笑)


とはいえ、この本の中で本当に言いたいことは、「会計は役に立たない」ということではなく、
「会計と経営は分けて考えろ」ということなのではないでしょうか。

会計という狭い枠組みの中で考えていると、本質的なことが見えなくなる。

企業として、また個人アフィリエイターとしても、商品を売る者が真に目指すべき方向について気づきを与えてくれる一冊だと思いました。


というわけで、『ドラッカーと会計の話をしよう』はまちこの中で、

もう一度読み返したい本

に認定です。



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posted by まちこ at 16:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | ☆☆☆ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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